今回ご紹介するのは、ポーカーのルールから大会の魅力までとなります。
まず、ポーカーとはどのようばゲームなのでしょうか?
まずトランプを使ったゲームである一般的な「ポーカー」は、とても簡単に言うと「5枚のカードで”役”(ポーカーハンド)を揃える」ゲームで参加するプレイヤーの中で、一番強い役を揃えたプレイヤーが勝ちとなります。
様々な種類のゲームがありますが、皆さんがよく耳にするのは『テキサスホールデム/ノーリミットホールデム』だと思います。
この記事では、基本的なルールからポーカー大会の魅力について詳しく解説していきたいと思います。
ポーカーの役について
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ポーカーには、基本的に10個の役があり、その強弱で相手との駆け引きをおこなっていきます。
弱い順に並べるとこのようになっています。
1.ハイカード
後述する役が何も揃っていない、役なしの状態
2.ワンペア
同じ数字が2枚あること(ペア)
3.ツーペア
同じ数字2枚の組み合わせが2組あること
4.スリーカード(スリー・オブ・ア・カインド/トリップス/セット)
同じ数字3枚の組み合わせがあること
5.ストレート
スート(柄)に関係なく、連続する数字のカードを5枚揃えること。 なお、Aを挟んでKと2をまたぐことはできず、例えば「Q・K・A・2・3」といった組み合わせは認められません
6.フラッシュ
数字に関係なく、5枚すべてが同じスート(柄)であること
7.フルハウス
スリーカードとワンペアの組み合わせ
8.フォーカード(フォー・オブ・ア・カインド/クアッズ)
同じ数字のカード4枚を揃えること
9.ストレートフラッシュ
連続する5枚の数字のカードを、同一のスート(柄)で揃えていること
10.ロイヤルフラッシュ
連続する5枚の数字のカードを、同一のスートで揃えるストレートフラッシュの中でも最強の役である「10・J・Q・K・A」のストレートフラッシュが「ロイヤル(ストレート)フラッシュ」と呼ばれます
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テキサスホールデムについて
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このゲームは、1800年代から今だに続いているほどの歴史のあるゲームで多くの人々に愛されるポーカーの一種であり、その人気の秘密は多岐にわたります。
一言で言うなら、『運と実力のバランスがよく取れている熟練されたゲーム性』ではないでしょうか。
運だけでも勝利は望めないし、いくら実力があってもカード運に恵まれなければ絶対に勝てないゲームだからです。
プレイヤーは、自らの手札と共通のカードを駆使して、最強の役を作り出すことを目指しますが、その中で己の経験上から編み出した独自の計算によってベット額を決めたり、ゲームを降りたりと一枚のカードが勝敗を左右する緊張感と、相手の様子を伺う心理戦が、プレイヤーを引き込んでやまないのでしょう。
運の要素やビギナーズラックもあるため、初心者でも楽しめることは事実ですが、レベルが上がると実力や経験が勝敗に大きく影響を及ぼすスキルゲームになっていくので、やはり独自に研究しなくてはゲームで勝利することは難しくなっています。
基本的なルール
①ゲームの始め方
ゲームは2人〜10人からプレイでき、各プレイヤーはディーラーボタンを回しながら順番にディーラー役を担当します。ゲームが始まる前に、各プレイヤーが賭ける金額をブラインドと呼ばれる形で支払います。
(ディーラーボタンの左隣の人からカードを配り、アクションをしていきます)
②プリフロップ(カードの配布、1ターン目)
各プレイヤーに2枚のカードが伏せて配られ、この2枚のカードを見た後に、プレイヤーは賭けるかパスするかを決めます。
③フロップ(2ターン目)
3枚の共通カードが表向きにテーブルの中央に置かれます。これをフロップと呼び、フロップが出た後、再びプレイヤーは賭けるか、パスするかを決めます。
④ターン(3ターン目)
フロップの後、さらに1枚の共通カードがテーブルの中央に追加されます。
これをターンと呼び、ターンが出た後も、プレイヤーは賭けるかパスするかを選択します。
⑤リバー(4ターン目)
ターンの後、最後の1枚の共通カードがテーブルの中央に追加されます。これをリバーと呼び、リバーが出た後も、プレイヤーは賭けるか、パスするかを決めます。
⑥ショーダウン(最終段階)
最後のラウンドの賭けが終了したら、残っているプレイヤーが手札を表にし、最も強い役を持つプレイヤーが勝者となります。(プレイヤーが同じ役を持っている場合は、役の中で最も高いカードを持っているプレイヤーが勝利します)
⑦ チップの獲得
ショーダウン後、最も強い役を持つプレイヤーが、テーブルにある全てのチップを獲得します。
以上がテキサスホールデムの基本的な流れと遊び方です。
>>>他にも多くの種類のポーカーゲームが存在していますが、他のゲームも気になる方はでご確認ください。
このように多彩な戦略や読み合いがあり、だれでも楽しめるゲーム性の深さがこのゲームの最大の魅力と言っても過言ではないでしょうか。
いまや世界中でプレーされている『テキサスホールデム』は、日本でも大きな大会が開催されたり、日本人が海外の大会で優勝したりとギャンブルではなく競技として認知され、今ものすごく注目されているゲームとなっています。
注目されているポーカーですが、世界中で大きな大会が開催されていますので、ここからはポーカー大会についてご紹介していきたいと思います。
世界のポーカー大会について
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ポーカーの世界大会は競技性が高く、世界的には非常に人気のある大会で、参加するための資格が必要なく、誰にでもチャンスがあるので比較的始めやすく、1つの大会で賞金を獲得することも可能となっています。
ポーカーの世界大会の魅力は何よりも億を超える金額が動くことで、WSOP(ワールドシリーズ・オブ・ポーカー)などの大きい大会になると、賞金はなんと10億円を超えます。
世界で開催されているポーカー大会は数えきれませんが、その中でも代表的な6大会の参加費と優勝賞金等をご紹介します。
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WSOP(ワールドシリーズ・オブ・ポーカー)
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EPT(ヨーロピアンポーカーツアー)
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WPT(ワールド・ポーカー・ツアー)
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APPT(アジア・パシフィック・ポーカー・ツアー)
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APT(アジアン・ポーカー・ツアー)
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ACOP(アジア・チャンピオンシップ・オブ・ポーカー)
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(上記についてはメインイベントを基本としています)
WSOP(ワールドシリーズ・オブ・ポーカー)
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世界中で開催されているポーカー大会の中で、最も規模が大きく有名なポーカープレイヤーが集結するなどあらゆる意味で世界で最も有名な大会なのが、こちらとなっています。
大会の開催期間が数ヶ月に及ぶ場合もあり、アメリカではテレビ中継もされているほどです。
先に記載しましたが、メインイベントの優勝賞金は毎年10億円を超えとなっており、プロプレイヤーたちがしのぎを削る激しい戦いが繰り広げられます。
WSOPメインイベントでの日本プレーヤー最高位は、世界のヨコサワチャンネルのひろきさんが保持していた「25位」の記録でしたが、2024年、その記録を更新し「国内歴代最高の21位」を達成したのが 長見恭輔 さんでした。
また、女子ワールドカップのポーカー版とも言えるWSOP LADIES Championshipで見事準優勝を果たしました。
史上最多の参加者数1295名を記録した大会で2位でフィニッシュ!!大健闘ですよね?
EPT(ヨーロピアンポーカーツアー)
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EPTはポーカーの世界3代大会のうちの1つで、ヨーロッパでは最大級のポーカーの世界大会と言えます
WSOPに続き、かなりの賞金額になる世界大会の1つとなっています。
EPTはパリ・プラハ・モンテカルロなどのヨーロッパを中心に行われているポーカーの世界大会でEPT Barcelona 2024 Main Eventでは、「世界のヨコサワ」ことMasato Yokosawaさんが120位入賞となっています。
その他の日本人入賞者は以下の通りです。
38位 Kyosuke Nagamiさん(日本人最高位) 106位 Yasuaki Todaさん 248位 Akinobu Maedaさん 278位 Emika Sendaさん
WPT(ワールド・ポーカー・ツアー)
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WPTは、2002年から始まった大会で、ポーカー世界3代大会の1つとなります。
世界各地で開催されていて、日本でも2018年から「WPT JAPAN」として毎年開催されているので、聞いたことがある人が多いかもしれませんね。
2013年には、「世界のヨコサワ」ことMasato YokosawaさんがWPT $ 3,000 NLH Main Eventで優勝されていることは広く広まっていますが、 2024年11月21日に韓国・チェジュで開催された『WPT Korea』の「#25 Win the Button – Hyper Turbo NLH」で優勝されています。
このように近年は日本人も世界のポーカー大会に参加しており、素晴らしい成績を収めつつあります。
そんな中で気になるのは、賞金についてだと思います。
上位入賞すれば、大きな賞金を手に入れることができますが、世界のポーカープレイヤーはどのくらいの賞金を箚せいでいるのでしょうか。
世界獲得賞金ランキング
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なんと!?数十億円も賞金を稼いでいるのが世界のトッププロと呼ばれている人たちなんです!!
第1位 Justin Bonomo(ジャスティン・ボノモ)
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Justin Bonomoはプロポーカープレイヤーになる前は世界で有名なマジック・ザ・ギャザリングのプレイヤーとして活躍していました
彼は500ドルから始めて10000ドルにし、そのお金を軍資金に、全仏オープンでのEPTの初年度に史上最年少で4位になった経歴を持っています。
昨年まではブライアン・ケニーに次いで第2位でしたが、2023年に1位の座を獲得しました。
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第2位 Bryn Kenney(ブライン・ケニー)
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世界プロポーカー賞金ランキング2位はBryn Kenneyプロです。Bryn KenneyはTriton Pokerのライブポーカートーナメント史上最大の$20,563,324を受け取った経験があります。
ジャスティン・ボノモ同様にプロポーカープレイヤーになる前はマジック・ザ・ギャザリングというトレーディングカードゲームを熱狂的にプレイしていたことで有名です。
合計獲得金額は日本円に換算して約62億円です。
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第3位 Daniel Negreanu(ダニエル・ネグラヌ)
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世界プロポーカー賞金ランキング3位はDaniel Negreanuプロです。Daniel Negreanuは6つのWSOPのブレスレットと2つのWPTチャンピョンシップを勝ち取ったプロポーカープレイヤーです。
また、2004年と2013年にWSOP年間優秀プレイヤーに選ばれ、世界で賞賛を2回以上受けた唯一のプレイヤーになりました。
一昔前は世界最強と謳われていました。
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このように世界のトッププロはとんでもない金額を稼いでいますが、日本のトッププロはどうなっているのでしょうか。
日本人ポーカープレイヤー獲得賞金額ランキング
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世界に比べるとまだまだ金額は大したことないと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、トップになると10億円以上稼いでおり、今後まだまだ増加していくと言われています。
海外では、数多く存在するポーカープロですが、日本ではまだまだ少ないのはやはり賞金と税金や法律との関係だと思われます。
一昔まではポーカー=ギャンブルと言ったイメージが強く、それが未だに根強く残っているせいではないでしょうか。
日本におけるポーカーの違法性
まずはそもそもポーカーにおける賭博とは何か??
日本では法律上、「賭博」=「偶然の勝敗に関して財物を賭けてその得喪を争うこと」とされています。
ポーカーは、確かに実力の差が勝敗に影響し得ますが、未経験者でも当初配られたカードで既に高い手役が揃っていれば、経験者が逆転できないこともあるでしょう。したがって、「偶然の勝敗に関して」に当たることになります。
そうすると、「財物を賭けてその得喪を争うこと」に当たるかどうか、ということになりますが、単に参加者が参加費を払って、プレイするだけであれば「財物を賭けて」いないため、「賭博」に当たりません。
もちろん、海外のキャッシュゲームのように換金できるチップを使用してポーカーをすれば「賭博」にあたります。
ただ、世界的に見るとポーカーはひとつの競技やスポーツなどの分類に属しており、その辺が日本トッププロと世界のトッププロの違いなのではないかと推察しています。
そんな中で、日本でも大型のポーカー大会が発足し、年々参加人数は増加の一途をたどっているようです。
その名も『Japan Open Poker Tour(JOPT)』!!
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2011年に初回大会が開催され、13年連続開催されている由緒正しいポーカー大会となっています。
有名ポーカー会社の『GGpoker』がスポンサーとして協賛しており、海外からも参加者があるほど人気沸騰中!
Main Event
JOPT 2025のメインイベント参加費は、参加方法によって異なります。
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Main Event の権利は、全国のポーカースポットおよびGGPokerで開催されるSatellite(予選)を通過することで獲得ができ、権利は複数獲得した場合は、サイドイベントの参加券に振替が可能となっています。
ただ、出場費を払っての参加は時間効率が最もよく参加できるのでおすすめとなっています。
前回大会では3,855人のプレイヤーが熱戦を繰り広げるほど盛り上がっており、優勝者には約20,000,000円のプライズが付与され、本大会から世界に羽ばたいていくプレイヤーも多くいるとのことで、今後も発展に注目していきたいところですね。
Side Event
当日会場にいき、参加費を支払えばすぐに参加できるため、より多くの参加者が集っています。
人気が高いものでは2人1組で参加することができる「NLH Tag team」や、Main Eventと同様の戦いを楽しめる「NLH Poker Players Championship」、さまざまなMix Gameが楽しめる「MIX 10 Game 」など50を超えるトーナメントが開催され、初心者から上級者までこぞって参加しています。
JOPT Main Eventではプロ、アマチュアを問わず多くの強豪プレイヤーが集まり、Side Eventも参加者が多くなるため、運だけで優勝を掴み取るのは非常に難しくなっていますので、やはりどこかで練習や特訓が必要になってくるでしょう。
しかし、初心者の方ではいきなりポーカールームにいくのも敷居が高いと感じる方が多いと思うので、やはりオンラインなどで練習するのが効率がいいのではないでしょうか。
オンラインでポーカーをプレイできるカジノとして知名度が上がってきたK8カジノ
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ゲーム感覚で遊べるため、ルールや流れを覚えるのが容易となっているところが練習にはおすすめの理由となっています。
また、様々なプロモーションを行っており、ポーカーだけでなく気分転換に麻雀や競馬などで息抜きも可能!
最近は日本人カスタマーサポートも入っており、以前よりコミュニケーションが取りやすくなっています。
よくある質問
Q: ポーカーは何をしたら勝ちですか?
A: 手札を公開し、ほかのプレイヤーと比べます。 その中で最強のポーカー・ハンド(役)を持った人が勝ちとなり、場にあるチップを全部獲得します。 また、ほかのすべてのプレイヤーがドロップをした場合も同じです。 こうして何回かゲームを続け、最終的には1番多くのチップを持っている人から順に、1位、2位、3位……
Q: ポーカーで「10-20」とは何ですか?
A: 例えば、ベットするチップが10から20に引き上げられた場合に、ドロップはしないが、30など、さらに上の額をベットするわけでもなく、同額の20のチップをベットするようなアクションを指します。
Q: ブラフをかけるとはどういう意味ですか?
A: ブラフの例としては、トランプのポーカーにおいて、自分のカードが弱いにもかかわらず、強そうに見せかける行為を挙げることができる。 このような行為を「ブラフをかける」という。 ブラフをかけて、相手を降ろせば成功である。
Q: ポーカー用語でディープとは何ですか?
A: スタックがディープになるのは、それがテーブルの最大バイインよりもかなり大きい場合です。 プレイヤーが、最大バイインが $100 のテーブルで $200 持っている場合には、彼のスタックはディープということになります。
Q: ポーカー用語で「リバイ」とは何ですか?
A: 【リバイ】 持ち点がゼロになったプレイヤーが持ち点を再度購入すること
まとめ
さて、『ポーカールール&大会の魅力』についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
自分の役が弱くてもベットでの心理戦を制すれば勝利することが可能なゲームと言われている『テキサスホールデム』の醍醐味とその大会について知識が高まったことと思います。
ポーカーは、論理と情理が絡み合った非常にエキサイティングなゲームで実際にプレイをすればその面白さがわかるはずなので、ぜひ一度気軽にプレイしてみることをおすすめします!















